トップメッセージ
株主、投資家の皆様へ
株主、投資家の皆さまにおかれましては、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
日頃より当社事業へのご理解とご支援を賜り、誠にありがとうございます。
2023年12月期の業績について概況をご報告いたします。
応用技術株式会社
代表取締役社長
船橋 俊郎
2023年12月期の業績
当社は、「お客様起点での価値の共創」をスローガンに、「自然や住環境の安全・安心」「日本を支える製造業(モノづくり)の効率化」にターゲットを絞り、さまざまな解析技術の適用、ならびに当社独自のソリューション事業を進めてまいりました。
2023年12月期における我が国経済は、個人消費やインバウンド需要の増加により回復基調にあります。一方、ウクライナ危機の長期化に伴う資源価格の高騰、世界的なインフレ加速に伴う各国の政策金利の引き上げ、円安・ドル高の進行等、かつてない先行き不透明な状況が続いております。
このような経済環境の中、当社の主要なマーケットであります製造業の分野では、営業活動やアフターサービス業務等の顧客接点を効率化するソリューションの導入や建設業界のBIM化推進等の影響により、受注は順調に推移しております。建設業の分野ではBIMを起点とした各種ソリューションの受注が好調に推移し、設備設計(機械・電気・配管)向けBIMの導入も増加しております。公共事業の分野では、防災・減災対策や環境アセスメントに加え、再生可能エネルギー関連の受注が堅調に推移しております。
2023年12月期のソリューションサービス事業は、BIMを起点とした建設DXが建設業や建材メーカーに加え、サブコンや住宅設備メーカーにも波及し好調に推移しております。
エンジニアリングサービス事業は、河川防災関連業務等の受注は堅調に推移したものの、全般的に発注者側の環境変化の影響を受け受注時期が遅延する傾向にありましたが、徐々に回復基調に転じております。
これらの結果、2023年12月期の売上高は7,419,439千円(前期比4.9%増)、営業利益は978,221千円(前期比2.3%増)、経常利益は1,048,593千円(前期比2.0%増)、当期純利益は716,057千円(前期比2.8%減)となりました。
2024年12月期の見通し
2024年12期の事業環境は、ウクライナ危機の長期化に伴う資源価格の高騰、世界的なインフレ加速に伴う各国の政策金利の引き上げ、円安・ドル高の進行等、引き続き不透明な状況で推移するものと思われます。また、建設業・運送業への時間外労働上限規制の適用による顧客企業の収益の悪化等、当社を取り巻く事業環境の変化についても引き続き注視が必要な状況です。
その反面、人手不足解消のためのDXの拡大や脱炭素社会の実現に向けた各企業の取り組み、スマートシティ等の新たなまちづくりの普及、国土強靭化のための公共投資の拡大など、当社にとってプラスの環境変化も多く、ソリューションサービス事業とエンジニアリングサービス事業双方の強みを融合することにより、これらの事業機会を育ててまいります。
中期経営計画「OGI GrowUp2028」では、BIM/CIM事業のさらなる拡大とデジタルツインへの投資、新たなものづくり(積層造形、ジェネレーティブデザインなど)への投資に加え、長期に亘り継続的な成長を行うためのサービス提供型事業の拡大と、それを実現するための組織基盤形成に年間3.5億円程度の戦略的支出を計画しております。
以上のことから、2024年12月期の業績見通しとしましては、売上高7,800百万円、営業利益900百万円、経常利益910百万円、当期純利益628百万円を予想しております。
中期経営計画について
中期経営計画(2024年12月期~2028年12月期)“OGI GrowUp2028”はこちらからご覧ください。
2024.02.08に発表しました「2023年12月期 決算補足資料」はこちらからご覧ください。
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